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南太平洋海戦[みなみたいへいようかいせん]
南太平洋海戦(みなみたいへいようかいせん、Battle of the South Pacific)とは、1942年10月26日にソロモン海域で行われた日米両軍の機動部隊による海戦を指す〔「写真週報」等〕。アメリカ軍側の呼称はサンタ・クルーズ諸島海戦(''Battle of the Santa Cruz Islands'')。日本軍は米空母1隻を撃沈、米空母1隻を大破させたが、日本空母2隻も大破・中破し、多数の航空機と搭乗員を失った。戦闘の主目的であるガダルカナル島飛行場占領も失敗した。 ==概要== ガダルカナル島をめぐる日米の攻防戦において、アメリカ軍が使用する同島ヘンダーソン飛行場基地は最も重要な役割を担った。1942年(昭和17年)10月下旬、ガダルカナル島の日本陸軍第十七軍がヘンダーソン飛行場に総攻撃を実施することになり、日本海軍は空母機動部隊を含む多数の水上艦艇を投入して支援にあたる〔#叢書83ガ島戦268頁『第六章南太平洋海戦』〕。これを阻止するためアメリカ軍も空母機動部隊をサンタクルーズ諸島方面に派遣し、10月26日の本海戦に至った〔。日本海軍はアメリカ機動部隊を撃退して戦術的には勝利を収めたが、日本陸軍のガ島ヘンダーソン飛行場に対する総攻撃は失敗し、戦略的にはアメリカ軍の勝利(飛行場維持成功)に終わった〔#ニミッツの太平洋海戦史133頁〕。また日本海軍機動部隊の航空隊の消耗も甚大で、日本軍の作戦行動に影響を与えた〔#草鹿回想178-179頁『好敵手と正に相打ちの勝負』〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南太平洋海戦」の詳細全文を読む
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