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南川三治郎(みなみかわ さんじろう 1945年 - )は、日本の写真家。三重県出身、東京写真大学(現・東京工芸大学)卒業。大宅壮一東京マスコミ塾第1期出塾。 主に「ヨーロッパの人と文化」をテーマに国内外の雑誌媒体を中心に発表。自ら決めたテーマを現地で長い時間かけ丹念に取材し著書は50冊以上にのぼる。特に20世紀美術を代表するジョアン・ミロ、マルク・シャガール、ジョルジュ・デ・キリコ、サルバドール・ダリ、マリノ・マリーニ、バルテュスからフランク・ステラまで芸術家たちの日常と制作の苦悩までを捉えた「アトリエの巨匠たち」では1980年日本写真協会新人賞を受賞。またグレアム・グリーン、エド・マクベイン、フレデリック・フォーサイス、マイケル・クライトンといった欧米のミステリー作家と彼らの書斎を撮影した「推理作家の発想工房」では、1986年に日本写真協会年度賞を受賞。これまでに撮影・インタビューした欧米のアーティストは500人以上にのぼる。1993年オーストリア政府観光局より名誉勲章ゴールド受章。その後ビザンチン文化の残照を追った「イコンの道」は家庭画報誌上で1年間連載。またNHK-FMクロスオーバーイレブンでは旅のエッセイなどのスクリプトを担当。1998年からユネスコ世界遺産「ヴェルサイユ宮殿」の全貌に迫る撮影を始め、フランス人以外の外国人として撮影許可が許される。写真集「ヴェルサイユ宮殿」(黙出版刊)は第35回造本装幀コンクールにおいて経済産業大臣賞に入賞。特集「ヴェルサイユ宮殿太陽王、此処に坐せり」ではフランス観光開発機構よりフランスルポルタージュ大賞受賞。2004年からユネスコ世界遺産フランス・スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」と日本の「紀伊山地の霊場と参詣道」の”道”としては世界に2つしかない世界遺産の撮影を始める。2007年12月から、銀座和光本館・和光ホールを皮切りに世界遺産「日・欧巡礼の道」展日本編/熊野古道、2008年1月から東京ミッドタウン・FUJIFILM SQUARE・PHOTO IS「日・欧巡礼の道」展欧州編/カミーノ・デ・サンティアゴ写真展を開催。また審査員としては国際写真コンテスト2010-2011ニコン・ フォト・コンテスト・インターナショナル審査員を務めた。ここ数年は2013年「第62回式年遷宮」への取材・撮影に取り組み、2011年4月より2013年12月まで中日新聞朝刊文化欄にて「聖地伊勢へ」写真/文を毎月1回第2木曜日連載。2014年5月24日からMieMu三重県総合博物館開館記念企画第2弾「日本の心」第六十二回神宮式年遷宮写真展を開催。海外ではドイツ・ケルン日本文化会館をはじめ、ローマ日本文化会館、在ニューヨーク日本国総領事館ギャラリーとロサンゼルスJACC日米文化会館で同展を開催した。2015年日本写真協会賞「作家賞」を受賞。 == 主な作品 == *1980年『アトリエの巨匠たち』朝日ソノラマ *1980年『ヨーロッパの窯場と焼きもの』美術出版社 *1982年『景徳鎮の焼きもの』美術出版社 *1983年『アトリエの画家たち』朝日新聞社 *1985年『推理作家の発想工房』文藝春秋 *1987年『世紀末ウィーンを歩く』新潮社 *1988年『福建烏龍茶』伊藤園 *1990年『パリ・オルセ美術館と印象派の旅』新潮社 *1991年『The Art of Living』建築資料研究社 *1992年『Coffee or Tea』美術出版社 *1993年『ヨーロッパの貴族と令嬢たち』河出書房新社 *1994年『皇妃エリザベートその名はシシィ』河出書房新社 *1994年『アトリエの巨匠・100人』新潮社 *1996年『エカテリーナ』河出書房新社 *1996年『特急ワイン街道』グリーンアロー出版 *1997年『イコンの道』『銅鐸の謎』『クーデンホーフ光子』河出書房新社 *2000年『ヴェルサイユ宮殿』黙出版 *2002年『ヘルマン・ヘッセを旅する』世界文化社 *2003年『ゴッホを旅する』世界文化社 *2004年『モネの庭へ』世界文化社 *2005年『ウィリアム・モリスの楽園へ』『欧州陶磁紀行』世界文化社 *2006年『欧州ガラス紀行』『皇妃エリザベート永遠の美』世界文化社 *2007年『世界遺産巡礼の道をゆく/熊野古道』『世界遺産巡礼の道をゆく/カミーノ・デ・サンティアゴ』玉川大学出版部 *2008年 家庭画報特別編集『印象派の名画を旅する』共著 世界文化社 *2009年『マイセン』共著 玉川大学出版部 朝日新書『アトリエの巨匠に会いに行く』朝日新聞出版 『ラリックをめぐるフランスの旅』共著 小学館 『語り部とともに歩く世界遺産熊野古道』共著かんき出版 『ハプスブルク家美の遺産を旅する』共著 世界文化社 *2010年『世界遺産サンティアゴ巡礼路の歩き方』共著 世界文化社 家庭画報特別編集『ゴッホを旅する』共著 世界文化社 家庭画報特別編集『メディチ家ルネサンス美の遺産を旅する』共著 世界文化社 *2011年家庭画報特別編集『ハプスブルク家美の遺産を旅する』改訂新版 共著 世界文化社 家庭画報特別編集『王妃マリー・アントワネット美の肖像』共著 世界文化社 家庭画報特別編集『ヴェネツィア美の遺産を旅する」共著 世界文化社 *2012年家庭画報特別編集『華麗なるロマノフ王朝の至宝』共著 世界文化社 『推理作家の家』西村書店 *2014年4月『聖地 伊勢へ』中日新聞社 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南川三治郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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