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南座(みなみざ)は京都府京都市東山区にある劇場。正式名称は京都四條南座(きょうとしじょうみなみざ)。松竹が経営している。近代建築に桃山風の意匠を取り込んだ地上4階地下1階の建物は国の登録有形文化財となっている〔。 ==歴史== 江戸時代(元和年間)から続くとされる、日本最古の劇場である。名称の由来は、四条通の南側に位置しているため。 江戸時代初期、四条河原には幕府公認の芝居小屋が七座存在した。その後、火事で幾度も焼失し、また興行の中心が大坂に移ったため次第に数を減らし、江戸時代中期には四条通りの南(南の芝居)と北(北の芝居)、大和大路の西(西の芝居)の三座となった。西の芝居は1794年(寛政6年)の大火後は再建されず、二座が残った。さらに南座の向かいにあった北座は1892年(明治25年)四条通の拡張に伴い閉鎖され、南座のみになった。 1906年(明治39年)に松竹に買収され、以後松竹の直営となっている。1913年(大正2年)に大改築を行い、定員1436人の大劇場(木造)になった〔『南座松竹経営顔見世百年記念史』2006年〕。 1929年(昭和4年)1月に建替えに着手、同年11月に竣工し、同月25日に開場式が行われた。桃山風意匠の鉄骨鉄筋コンクリート造5階建てで、定員は1527人(当時)。設計施工は白波瀬工務店で、設計実務を担当したのは元京都市営繕課長の安立糺である〔日本経済新聞 2013年7月1日、石田潤一郎「京の和風モダン建築十選」3〕。 1991年(平成3年)に改修工事が行われ、桃山風の外観を残しつつ最新設備を備えた劇場として10月28日に新装開場した。1996年(平成8年)に国の登録有形文化財になった。 2015年(平成27年)から耐震診断が行われたが、改正耐震改修促進法の耐震基準を満たしていないことが判明し、劇団前進座の初春公演が終わった2016年(平成28年)1月19日から公演は行われず休館となっている。耐震工事を行うため5月以降に工事計画が発表される予定となっている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南座」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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