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南方占領地切手(なんぽうせんりょうち-きって)とは、第二次世界大戦中、日本が占領した東南アジア諸国において発行された切手に対する総称である。 == 概要 == 1941年(昭和16年)12月8日の真珠湾攻撃とマレー作戦により、日本は米英と全面戦争に突入する一方、英領や蘭領などの東南アジア全域に侵攻、やがて占領した。 これら占領地においては、基本的に日本軍による軍政が敷かれたが、当然ながら郵便事業も接収され、日本軍監督の下で郵政が施行されることになった。 その時に発行された切手が通称「南方占領地切手」である。 この切手が発行された地域には、香港、ビルマ(現在のミャンマー)、スマトラ、アンダマン・ニコバル諸島、マライ(マレー)、北ボルネオ、蘭印(オランダ領東インド)、比島(フィリピン)がある。 当初は、もともと現地政府が発行していた切手をそのまま使用していたが、やがて国章や軍政当局者、あるいは郵便関係者の印が加刷されるようになる。これを加刷切手と呼ぶ。 その後、香港とアンダマン・ニコバル諸島以外では、新規の図案で切手が発行されるに至り、これらを正刷切手という。 正刷切手は現地で印刷されたものもあれば、内地(日本本土)で印刷されたものもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南方占領地切手」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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