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南極星[なんきょくせい] 南極星(なんきょくせい)とは、その天体から見た天の南極に最も近い輝星を意味する。ここでは、地球における天の南極に最も近い輝星について詳述する。 == 現在の南極星 == 21世紀現在、北極星とされるポラリス (こぐま座α星) ほどに有用な南極星は存在しない。 天の南極に最も近いバイエル符号の付いた恒星は、赤緯 -88°にある 5.42等級のはちぶんぎ座σ星である〔。そのため南極星を意味するポラリス・アウストラリス (Polaris Australis) 〔という名で呼ばれることもある。 しかし、はちぶんぎ座σ星は天測に使えるほど明るくない。天の南極をその領域に持つ星座ははちぶんぎ座であるが、最輝星のはちぶんぎ座ν星でも3.76等級しかないうえ、赤緯は -77°と天の南極からは大きく離れている〔。 北極星と同じ2等級以上の視等級の星で最も天の南極に近いりゅうこつ座β星でも赤緯 -70°〔、3等級の星で最も近いみずへび座β星でも赤緯 -77°〔と、天の南極付近に輝星と呼べる明るさの恒星は存在しない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南極星」の詳細全文を読む
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