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南樽市場[なんたるいちば]
南樽市場(なんたるいちば)は、北海道小樽市新富町にある市場。本記事では、同市築港に新設された新南樽市場(しんなんたるいちば)についても記載する。 == 沿革 == 南樽市場の前身は、昭和初期に小樽市に建設された高砂市場である。高砂市場は当時の市内の露天商たちにより、北海道の救済法(北海道非条令)のもと、1938年(昭和13年)に建設された。当時としては非常に近代的な市場で、開店当時は大盛況であった〔。しかし1941年に大東亜戦争が勃発。配給制度が開始され、市場は廃業を余儀なくされた〔。 終戦後の1949年(昭和24年)、地元の商業者や樺太からの引揚者の救済の名目のもと、高砂市場の会長らにより創立発起人が結成され、市場建設が開始された。同年6月、木造建築の長屋方式の市場が完成し、食品主体の小売市場の営業が開始された。1950年(昭和25年)には南小樽市場協同組合が結成され、繁栄の一途を歩んだ〔。 やがて木造の市場の老朽化にともない購買力が低下したため、改築が必須となり、1968年(昭和43年)7月に改築工事が着工。同年12月には新たな市場が完成して営業が開始され、現在に至る。かつての高砂市場と同様、この建物も当時としては非常に近代的で、北海道・東北随一の市場として絶賛され、開店当時は大盛況だったという〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南樽市場」の詳細全文を読む
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