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阪和線(はんわせん)は、大阪府大阪市天王寺区の天王寺駅から和歌山県和歌山市の和歌山駅までを結ぶ西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。ほかに大阪府堺市西区の鳳駅から大阪府高石市の東羽衣駅までを結ぶ支線(通称:羽衣線)を持つ。 == 概要 == 大阪市南部のターミナルである天王寺から南へ伸び、大阪府南部の各都市を経由して和歌山市へ至る路線であり、JR西日本のアーバンネットワークの一角を成す。ラインカラーはオレンジ色()であり、選定理由は「陽光あふれる大地につながるイメージ」とされる〔交通新聞社(編集)『新世紀へ走る JR西日本10年の歩み』西日本旅客鉄道、1997年、p.206。〕。路線記号は R である〔近畿エリア・広島エリアに「路線記号」を導入します - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2014年8月6日〕〔他線直通列車は車両の行先表示器に直通先の路線記号を表示しており、大阪環状線直通列車(主に関空・紀州路快速系統)の上りは O、関空快速下りは S、きのくに線直通列車は Wを表示している。〕。愛称も正式名称と同じ「阪和線」である〔鉄道事業ダイジェスト - 西日本旅客鉄道〕。 各駅でのアナウンスは「電車が到着します」「電車が通過します」と案内されるが回送の場合は「列車が通過します」と放送される。 阪和線は、当路線より海側を通っている南海電気鉄道の南海本線と競合しているほか、天王寺駅(新今宮駅) - 三国ヶ丘駅間では南海高野線と、大阪市内では地下鉄御堂筋線・谷町線・近鉄南大阪線や阪堺電気軌道などとも競合している。和歌山駅では紀勢本線に接続しており、同線へ直通し南紀方面へ向かう特急列車も運転されている。関西国際空港が開港した1994年9月4日以降は、同空港へのアクセス路線としても重要な役割を持つようになっている。 私鉄の南海山手線(旧阪和電気鉄道)を戦時買収して国有化した路線であるため、独特の三角屋根をもった特徴的な駅舎が数多く存在したが、近年駅舎の建て替えなどでその多くが姿を消した。また、日本国有鉄道(国鉄)の多くの駅でみられた2面3線の駅構造がなく、2面4線が主要駅の標準仕様となっている。のちに国鉄分割民営化によりJR西日本の路線となった。 鳳駅から分岐する東羽衣駅までの支線は通称羽衣線(羽衣支線、東羽衣線、東羽衣支線とも)と呼ばれている。この区間にはラインカラーは設定されていない。なお、杉本町駅から分岐して八尾駅まで通じていた路線(2004年7月1日休止、2009年4月1日廃止)は「阪和貨物線」あるいは「阪和連絡線」と呼ばれていたが、これは阪和線ではなく関西本線の支線であった。 支線も含め、全線が旅客営業規則上の「大阪近郊区間」および「電車特定区間」に含まれており、区間外よりも割安な近距離運賃が適用される〔乗車券|きっぷのルール:乗車券:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道〕。またIC乗車カード「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれている〔ご利用可能エリア 近畿圏エリア|ICOCA:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道〕。 天王寺駅 - 長滝駅間(構内のぞく)と鳳駅 - 東羽衣駅は近畿統括本部が、長滝駅 - 和歌山駅間は和歌山支社が管轄している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阪和線」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hanwa Line 」があります。 スポンサード リンク
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