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南海諸島[なんかいしょとう]
南海諸島(なんかいしょとう、、ピンイン:Nánhǎi Zhūdǎo)は、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)、西沙諸島(パラセル諸島)、東沙諸島(プラタス諸島)、中沙諸島(マクルスフィールド諸島)に対して、主に中華人民共和国(中国)で用いられる総称である。「南海」は中国語で南シナ海を意味する。中国は南海諸島全体に対して主権を主張している。 == 概要 == 南海諸島の範囲は、北は北衛灘、西は萬安灘、南はジェームズ礁(中国語名:曾母暗沙)、東はスカボロー礁(中国語名:黄岩島)または海馬灘に至る、南北約1,800km、東西約900kmに及ぶ。この海域には250を越える1km2以下の島、環礁、岩礁、浅瀬、暗礁、砂州が点在する。 ほとんどの島には元来からの住民は存在しない。南海諸島及び周辺海底には、鉱石、天然ガス、石油が埋蔵されており、経済的・軍事的・海運的重要性を持つ。このため、20世紀中頃から、中国、中華民国(台湾)、ベトナム、マレーシア、フィリピンが南海諸島の全部又は一部について領有を主張しており、それぞれいくつかの島を実効支配している(#領有の主張と実効支配参照)。 日本においても、この地域の島嶼群を指して南海諸島という総称を用いている例がある〔南海諸島国際紛争史 、浦野起央、1997年〕。ただし、明治時代前半までは南西諸島のことを南海諸島と呼んでいた〔琉球弧の考古学 -南西諸島におけるヒト・モノの交流史- 小田静夫、青柳洋治先生退職記念論文集編集委員会編『地域の多様性と考古学-東南アジアとその周辺-』、雄山閣〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南海諸島」の詳細全文を読む
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