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南硫黄島原生自然環境保全地域 : ウィキペディア日本語版 | 南硫黄島原生自然環境保全地域[みなみいおうとうげんせいしぜんかんきょうほぜんちいき]
南硫黄島原生自然環境保全地域(みなみいおうとうげんせいしぜんかんきょうほぜんちいき)は、自然環境保全法に基づく原生自然環境保全地域のひとつ(1975年〈昭和50年〉5月17日指定)。南硫黄島(東京都小笠原村)全域が指定されており、これまで人間の影響が希薄であったことにより原生の自然が良く保たれていることから〔、原生自然環境保全地域の中では唯一全域が立入制限地区とされている。 == 南硫黄島の位置 == 南硫黄島は東京から南南東約 1300 km の、北緯24度13.7分、東経141度27.7分に位置している。緯度的には台湾の中部にあたり、北回帰線のすぐ北側にある。南硫黄島の北約 60 km には、同じ火山列島に属する硫黄島があり、小笠原諸島の父島からは 330 km 離れている。また、南東約 540 km 先にはマリアナ諸島の北端にあるファラリョン・デ・パハロス島(ウラカス島)がある〔環境庁自然保護局 (1983) p.9、加藤ほか (2008) pp.1-2〕。
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