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南紀重国 : ウィキペディア日本語版
南紀重国[なんき しげくに]

南紀重国(なんき しげくに)は、江戸時代紀州藩御抱え刀工とその一派。幕末まで11代続いた。
狭義では、初代の重国(文珠と称す・通称は九郎三郎)個人や、その製作刀を指す場合が多い。広義では、二代以降の重国や、その製作刀を含むことも多く曖昧な呼称である。
== 初代 重国 ==
大和伝手掻派の末裔であるという初代重国は、新刀期屈指の名工であったと伝えられる。本国は大和国であったが駿府の徳川家康に召されたのち、紀州徳川家の家祖徳川頼宣に従って紀州に移り、その後は十一代にわたり御抱え刀工となった。
作刀期は元和の頃が多いとされる。
大和や駿府などで製作され、その旨を切銘された刀身も現存しているが、紀州で製作され現存している刀身には「於南紀重国造之」「於南紀重国」の銘が多い。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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