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南総里見八犬伝の登場人物(なんそうさとみはっけんでんのとうじょうじんぶつ)は、曲亭馬琴の読本『南総里見八犬伝』に登場する架空の人物(架空の動物や妖怪も含む)のうち主要なものの一覧である。歴史上実在する人物をもとにした人物も登場するが、フィクションである『八犬伝』内の記述とは区別する。史実の事績は当該の項目を参照すること。 == 八犬士 == 物語への登場順に記載している。 物語を主動する八人の青年達。 共通して「犬」の字を含む名字を持つ彼らは、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の文字のある数珠の玉(仁義八行の玉)を持ち、牡丹の形の痣を身体のどこかに持っている。関八州の各地で生まれた彼らは、それぞれに辛酸を嘗めながら、因縁に導かれて互いを知り、里見家の下に結集する。そして、関東対戦(対管領戦)の勝利に貢献した後、里見家二代当主・里見義成の八人の娘をそれぞれ妻とし、城を与えられ重臣となる。八人には子供も生まれた。時は流れ、明応9年(1500年)、犬士たちの痣や珠の文字は消え、奇瑞も失われた。白濱延命寺にて里見季基六十年忌・義實十三年忌の後、八人は丶大の要望で安房の四周に配する仏像の眼として犬士たちに数珠玉を返上させる。 里見家第三代当主・義通が没すると、高齢になった犬士たちは子供達(二世八犬士)に家督を譲り富山に籠った。その二世八犬士は義通の弟である里見家第四代当主・実堯に仕えた。ある時、二世八犬士が八犬士が住む富山の庵を訪れたが、八犬士は里見家に内乱が起こることを予告、二世八犬士に他郷に去るように諭し、消えていった。彼らは仙人となったことが示唆されている。その予告を聞いた二世八犬士は実堯に病をかこつけ暇乞いをし許され、他郷に走る。 そして八犬士の予告通り、実堯とその甥で三代当主・義通の子であり、実堯が家督を譲った第五代当主・義豊との間に内乱(天文の内訌)がおこる。その内乱は義豊が実堯を殺害し、義豊が実堯の子である義堯に敗れたことで終結。義堯が里見家第六代当主となる。 二世八犬士の子供達である三世八犬士(大半が八犬士の子供同士が結婚してできた世代、毛野の子供二人は他の犬士の子供と結婚しなかった)は義堯の代になり、再び里見家に仕えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南総里見八犬伝の登場人物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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