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南西スオミ県 : ウィキペディア日本語版
南西スオミ県[なんせいすおみけん]

南西スオミ県 (、)はフィンランドの行政区。英語名の一つ()から正統フィンランド県とも書かれる。
北にサタクンタ県、北東にカンタ=ハメ県、東にウーシマー県と接し、対岸にはオーランド諸島を望む。
1万平方キロメートル程度の地域に45万人が住んでいる。県庁所在地はトゥルク。トゥルクは、13世紀から1812年までフィンランドの首都として発展した。
南西スオミ県はスウェーデン統治時代の13世紀にトゥルクとその城下街を中心としてフィンランド南西部に南西スオミとして作られた地域。地理的にスウェーデン、欧州大陸に近いためスウェーデンや欧州の文化圏に組み込まれることになった。現在でも多くの歴史的痕跡がこの地域に残っている。
== 歴史 ==
南西スオミ県の英語名、正統フィンランド県()は、その歴史的な機能に由来する。歴史的にフィンランド南部は、フィン人、、カレリア人の3つの民族が居住していた。そして、現在のフィンランド南西部はフィン人の居住する地域であり、単純にフィンランド()と呼ばれていた。17世紀になると、フィンランドは全土を参照する名前として使用されるようになった。そのため、この土地を指定する新たな名前が必要となった。そして、1650年ラテン語で、とと記載されたのが初めてである。18世紀後半にはスウェーデン語でとと書かれた。同世紀末には、が公式に使用されるようになった。フィンランド語で、と書かれるようになったのは1850年代頃からである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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