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南長岡ガス田[みなみながおかがすでん] 南長岡ガス田(みなみながおかガスでん)は、国際石油開発帝石が保有する日本最大級のガス田である。新潟県長岡市南西部に位置する越路原丘陵の地下約4,000から5,000メートルの大深度より採取し、生産した天然ガスは、パイプライン輸送によって甲信越や北関東地域の多くの都市ガス事業者などに供給されている。
== 概要 ==
国際石油開発帝石の前身である帝国石油が1979年に発見〔アニュアルレポート2007 P36 。〕し、1984年に生産を開始した。同じ丘陵地の南側には石油資源開発が保有する片貝ガス田がある。連続する両ガス田を合わせて「南長岡・片貝ガス田」または丘陵地の名前から「越路原ガス田」と呼ばれている。 ガス田鉱区内には、日本国内最大級の天然ガス生産施設「越路原プラント」があり、ガスに含まれている炭酸ガスや水分を除去し、ここで精製された天然ガスをパイプライン〔パイプラインマップ (国際石油開発帝石)〕 を使って甲信越および北関東へ送り出している。関東へのルートは、長岡市-上越市-長野市-東御市-富岡市-鴻巣市-足立区。静岡へは東御市から分岐し、諏訪市-甲府市-富士吉田市-御殿場市-富士市-静岡市に至っている。 近年、石油など競合エネルギーの価格高騰で、急激に需要が拡大したことにより、静岡や上越(2014年稼動予定)のLNG受入基地から不足分を補うなど「天然ガスバリューチェーン」と呼ばれる価格的安定供給体制が採られている。また、近傍にある1968年に枯渇した「関原ガス田」に天然ガスを圧入して貯蔵する天然ガス地下貯蔵を行い、季節や時間による需要変動に対応している。2007年からは、越路原プラント横に高効率ガスタービンコンバインドサイクル火力発電所(出力約5万5千kW)を建設し、電力卸供給事業を行っている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「南長岡ガス田」の詳細全文を読む
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