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南隅軽便鉄道1形蒸気機関車 : ウィキペディア日本語版 | 南隅軽便鉄道1形蒸気機関車[なんぐうけいべんてつどう1がたじょうききかんしゃ]
南隅軽便鉄道1形蒸気機関車(なんぐうけいべんてつどう1がたじょうききかんしゃ)は、南隅軽便鉄道(後に大隅鉄道)が開業に当たって導入した蒸気機関車である。後に大隅鉄道の国有化に伴いケ145形(2代)となった。 == 構造 == 深川造船所が製作したB形タンク機関車で、2両を導入し1号・2号となった。大きな特徴としては、弁装置に深川造船所で独自に開発したベーカー式弁装置を採用していたことが挙げられる。ベーカー式に分類される純リンク式弁装置を日本で設計製造したのは深川造船所のみで、その深川造船所製の機関車においてさえ、本形式以外では八幡製鉄所構内鉄道向けなどに少数が採用されたのみであった。また、通常煙室扉は右側にヒンジが付いているものがほとんどであるが、この機関車は左側についているという珍しい特徴があった。この意図は不明である。
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