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独立峰[どくりつほう]
独立峰(どくりつほう)とは、連峰(並び連なっている山々、連山、山脈)とは異なり、ただ一つのみで形成されている山のこと。独峰(どっぽう)、単独峰(たんどくほう)とも言う。 == 概要 ==
正式な定義は存在せず、いかなる山地にも属していない比較的高い山だけを独立峰と見なす考え方や、山地に属していても他の峰々と離れている比較的高い山は独立峰と見なす考え方などがある。 また、これらのほか、アルプス山脈に属しながら独立峰のように高く屹立するマッターホルンを「独立峰」と呼ぶ例が見られるように、連山の中にあっても深い谷で他と隔てられながら高く聳える山であれば独立峰と呼ぶ一般的用法もある。 独立峰の多くは成層火山であるが、セント・ヘレンズ山がそうであるように、成層火山には独立峰でないものも多い。また、日本語で「郷土富士」と呼ばれる山々は、その山容ゆえに外見上は全山が独立峰に見えるが、多くは何らかの山地に属している。山地に属しているかどうかを判断基準としない場合、郷土富士は大半が独立峰と見なされ、独立峰の数は一気に増える。 なお、地球以外の天体における山──すなわち、惑星地質学で言うところのモンス (mons) ──は、火星のオリンポス山やアスクレウス山を始めとして、多くが独立峰である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「独立峰」の詳細全文を読む
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