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母音(ぼいん、)は、ことばを発音するときの音声の一種類。声帯のふるえを伴う有声音であり、ある程度の時間、声を保持する持続音である。舌、歯、唇または声門で息の通り道を、完全にも部分的にも、瞬間的にも閉鎖はせず、また息の通り道を狭くすることによる息の摩擦音を伴うこともない。 子音の対立概念であり、英語の vowel から V と略して表されることもある。 == 分類・定義 == 母音の音色を決定するのは舌の形と唇の形、顎の開閉度である。そこで調音音声学では、母音を分類する基準として、唇の丸み加減、舌の最上部の前後と舌の最上部の高低の位置が使われる。これらの状態によりIPAによって基本母音が定められている。ただし、これは物理的に舌の位置をはかったものではなく、聴覚印象上の音の距離によって決められたものである。 * 唇の丸みを伴ったものを円唇母音、そうでないものを非円唇母音(または平唇母音)と呼ぶ。 * 舌の盛り上がりの頂上の位置が前舌であるものを前舌母音、後舌であるものを後舌母音、その中間であるものを中舌母音と呼ぶ。 * 舌の頂上の位置を高低により4つに分類し、最も高いものから狭母音(高母音)・半狭母音(半高母音)・半広母音(半低母音)・広母音(低母音)と呼ぶ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「母音」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vowel 」があります。 スポンサード リンク
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