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博士(はくし、はかせ)は、学位の最高位のひとつ(博士の学位参照)。英語からドクターとも言い〔新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)2236頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)2018頁参照。〕、ISCEDレベル6、(EQF)ではレベル8と定義されている。 博士 (Doctor) の学位は、国によって多少の差異はあるものの基本的に最上位の学位として位置づけられている。通常は、大学など高等教育機関や学位授与機関(日本においては独立行政法人大学評価・学位授与機構)における修士及びそれと同等の学力があると認められた者が、大学院の博士課程あるいは博士後期課程を修了することで取得できる(課程博士もしくはコースドクターと称する)。また、論文審査により高度な研究能力があると認定された者にも授与されることがある(論文博士と称する)。 博士の取得方法としては、博士課程に在籍して学位審査に合格、修了した者に授与される課程博士と、在学しないまま学位審査に合格した者に授与される論文博士がある。また、学位ではないが、名誉称号としての名誉博士なども存在する。外交儀礼上、各国政府要人等が博士号取得者である場合、官名の後に博士閣下と敬称する事例が見受けられる。 == 種類 == === 研究博士 === 研究博士(Research Doctorate)では、ピアレビューが行われている出版された学術雑誌に掲載されることが求められる。 英語圏にて最も知られている研究博士は、リベラルアーツ系の哲学博士 (Doctor of Philosophy, Ph.D., or D.Phil.)であり、これは世界多くの国で付与されている。 その他の研究博士号には、教育博士 (Doctor of Education, D.Ed., Ed.d)、 芸術博士 (Doctor of Arts, D.A.)、 Doctor of Professional Studies、社会科学博士 (Doctor of Social Science, D.S.Sc.)、 ビジネスマネジメント博士 (Doctor of Business Administration, D.B.A.)、マネジメント博士 (Doctor of Management, D.Mgt.)、 情報セキュリティ博士 (Doctor of Information Security, D.I.S.)など。工学博士系では様々な名称があり、米国・日本・韓国では Doctor of Engineering (D.Eng.)、 イギリスではEngineering Doctorate、ドイツでは''Doktor-Ingenieur'' (''Dr.-Ing.'')や''Doctor rerum naturalium'' (''Dr.rer.nat.'')などがある。 神学では、Doctor of Theology (D.Th.)や Doctor of Sacred Theology (D.S.Th.)が研究博士号である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「博士」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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