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博徒[ばくと]
博徒(ばくと)とは賭博を常習とする者、または賭博をもって業となす者を指す。客体である賭博より見た場合は博打を主催運営する者と賭客を指す。封建社会より現在に至るまで行政・司法より賭博が禁じられてきた側面と19世紀の無宿者が旅人の組織を形成した経緯から社会的保護を得られない無法者、アウトローを指す場合が多い。 一般的に博徒の活動は法秩序の外にあるために古文書・古記録類に残りにくい性格を有し、生没年や出自など基本的事項においても不明であることが多い〔髙橋(2013)、p.25〕。 == 無宿とは == 無宿は自給自足であった農村が貨幣経済の浸透により商品市場として開拓されていった結果、はみ出していった「落ちこぼれ」である。19世紀の地廻り経済圏に誕生した彼らは封建社会において権力者より一切の保護を拒絶され、農村に住む事は許されず、都市においても住居・就職のための後見人が得られない。他者からの迫害についても訴えることすら出来ない存在である。同時に「金さえあれば」衣食住においてなんとか凌いでいける時代でもあり、このため生きるための手段として「バクチ」で生計を立てる博徒の道を選ぶ無宿者が多かったとされる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「博徒」の詳細全文を読む
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