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印籠(いんろう)とは、薬などを携帯するための小さな容器のことを言う。当初は印を入れたことから印籠と称される。 平たい長方形をしており、素材は木製または金属製で3段から5段くらいに分割できるようになっている。各段の両脇に紐(緒締め=おじめ)を通して、落下防止用の根付けで留め、紐を帯に挟んで使用した。特に螺鈿や蒔絵などが施されたものもある。 == ギャラリー == File:Sakai Hoitsu - Inro with Pine and Snow-Covered Ardisia Japonica - Walters 67415 - View A.jpg|雪を被った藪柑子。酒井抱一の下絵をもとに蒔絵師・原羊遊斎が手がけた一連の品のひとつ。江戸後期。 File:Toryu - Inro with Autumn Carnations and Badger Netsuke - Walters 67425.jpg|石竹柄。18世紀。 File:WLA vanda Inro Lacquer with shell and foil dragonflies.jpg|とんぼ。江戸中期。 File:BLW Inro with Monkeys in Human Guises.jpg|たくさんの猿を描いた“百猿図”的な図柄。江戸中期。 File:Inro with two men on a footbridge, Japan, Edo period, lacquer, gold and silver, HAA.JPG|非常に手の込んだ図柄が蒔絵によって表現されている。 File:WLA vanda Inro Lacquer with shell dragon among clouds.jpg|雲龍柄を螺鈿によって表現。幕末期。 File:InroWithNanbanForeigners.jpg|全面に南蛮人が描かれている。 File:Netsuke-p1030001.jpg|装着方法。根付によって帯に固定する。 Image:Inro exploded.jpg|印籠の構造 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「印籠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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