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国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストにおける 危急種(ききゅうしゅ、Vulnerable species)〔WWF-Japan 〕とは、絶滅の危険性が高いと判断された種のことを指す。IUCNでは、「野生絶滅の高い危険性」がある種を危急種と定義している〔矢原、川窪 (2002) p.47〕。危急種は、環境の悪化などちょっとした状況の変化によって、容易に絶滅危惧種にカテゴライズされる恐れがある。 種の保全状況が危急になる主な理由は、生息地の破壊や消失などである。生息状況をモニタリングされている危急種もおり、常に絶滅の危機に晒されている。 == 基準 == IUCNでは、ある種が以下の5つの条件の内1つでも満たしていれば、危急種に分類する〔矢原、川窪 (2002) p.48〕。 * 3世代以内、あるいは10年以内での個体数減少率が30%以上。 * 生息域、分布域が250km2以下、あるいは10000km2以下(種の特長によって異なる)。 * 減り続けた個体数が10000個体以下、あるいは10年(または3世代)で10%以上個体数が減り続けた。 * 個体数が1000個体以下。 * 100年後に絶滅している可能性が10%。 日本の環境省が定めたレッドデータブックには、IUCNの危急に相当するカテゴリーとして、絶滅危惧II類が定められている〔EICネット環境用語集 〕。ただし、種を絶滅危惧II類に選定する基準は、IUCNの危急カテゴリと全く同じではない。また、絶滅危惧II類が採用される前の旧環境庁(当時)レッドデータブックでも「危急種」というカテゴリーが採用されていた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「危急種」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Vulnerable species 」があります。 スポンサード リンク
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