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即席インスタント食品 : ウィキペディア日本語版
インスタント食品[いんすたんとしょくひん]

インスタント食品(インスタントしょくひん)とは、簡単かつ短時間の調理で食べられるように加工され、かつ保存性を持たせた食品。「即席食品」や「即席インスタント食品」とも言う。
==概要==
乾燥した穀物を加熱して作るはったい粉や、加熱した穀物性食品を乾燥して作るは、インスタント食品の走りともいうべきものである。他にも湯を加えるだけで食べられる食品としては葛湯蕎麦掻きなども古くから存在する。
1810年イギリスピーター・デュランドが、金属製容器に食品を入れる方法を発明し、その後形状、開封方法、内面の保護方法などに工夫を加えて、現在の缶詰となっている〔フランスナポレオン・ボナパルトによる懸賞に応募する形で1804年ニコラ・アペールが発明した瓶詰めをルーツに持つ。〕。レトルトパックは、缶詰の包装材料にさらに工夫を加え、プラスチックアルミホイルなどを用いるように改良した製品である。
1950年代に生まれたインスタントラーメンは世界に広がった。またこの普及によって、粉末スープを製造する技術が生まれ、さらに、医薬品製造に用いられていた凍結乾燥(フリーズドライ)の技術が、ネギエビなどの具にも応用され、食品に広く用いられるようになった。
気流乾燥装置は加熱温度を自動制御でき、効率よく製品を製造できる装置として知られている。
インスタント食品は日常においても頻繁に使われているが、戦場や登山、災害地域などでも使われている。また戦場や登山では冷凍食品は用いないのが普通で、軽くて携行が容易なフリーズドライ食品が重宝される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「インスタント食品」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Convenience food 」があります。



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