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即席爆弾 : ウィキペディア日本語版
即席爆発装置[そくせきばくはつそうち]

即席爆発装置(そくせきばくはつそうち、)とは、あり合せの爆発物と起爆装置から作られた、規格化されて製造されているものではない簡易手製爆弾の総称である。即席爆弾とも。日本防衛省では即製爆発装置あるいは即製爆弾と訳している。通常は、IED(アイ・イー・ディー)の略称で呼ばれるのが一般的である。
道路脇などに仕掛けられたIEDを一般に路肩爆弾道路脇爆弾路上爆弾(Roadside bomb)などと呼んでいる。基本的には正規の軍隊が使用する爆弾と異なり、材料は砲弾地雷などの炸薬と筐体を流用して独自に作成する爆弾でもあることから「自家製爆弾()」とも表現される。
== 概要 ==
アメリカ軍などでは車両に搭載・設置されたIEDの事をVBIED(、車両運搬式即席爆発装置)と呼んでいるが、一般的には「Car Bomb」と呼ばれており、日本では車爆弾または自動車爆弾と訳される。
手製爆弾はいつの時代にも見られるが、非正規戦において路肩爆弾を組織的に活用したのは、第二次世界大戦ベラルーシの反ナチスゲリラが使用した事が発端とされる。以後はゲリラや反政府勢力にも使われたが、アメリカ軍などによるアフガニスタン紛争イラク戦争後には反米組織や反政府組織を中心に多用されるようになった。イラク駐留のアメリカ軍の戦死者の大半が通常の戦闘ではなくIEDによるものであり、報道を通じてその存在がよく知られるようになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「即席爆発装置」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Improvised explosive device 」があります。



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