翻訳と辞書
Words near each other
・ 卵管間膜
・ 卵粉
・ 卵精巣
・ 卵細胞
・ 卵細胞膜
・ 卵細胞質
・ 卵細胞質分離
・ 卵肢
・ 卵胎湿化
・ 卵胎生
卵胞
・ 卵胞ホルモン
・ 卵胞内着床
・ 卵胞刺激ホルモン
・ 卵胞刺激ホルモン放出ホルモン
・ 卵胞嚢胞、毛包嚢胞、濾胞性歯牙嚢胞
・ 卵胞嚢腫
・ 卵胞子
・ 卵胞形成
・ 卵胞期


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

卵胞 : ウィキペディア日本語版
卵胞[らんほう, らんぽう]

卵胞(らんほう、ovarian follicle)または濾胞(ろほう)は卵巣にある、卵子を含んだおおよそ球状の細胞の集合であり、排卵によりそこから卵子が放出される。これは繊維血管の外被、有細胞(卵胞上皮細胞)の内被、及び卵子の浮遊する透明なアルブミン溶液(卵胞液)からなる。卵胞は発育段階により原始卵胞、一次卵胞、二次卵胞、三次卵胞(胞状卵胞)およびグラーフ卵胞に分けられる。排卵後の卵胞は黄体へと変化する。
== 卵胞内での卵細胞の形成 ==
配偶子、即ち精子と卵子は原始生殖細胞が減数分裂する事によって形成される。卵形成のための減数分裂は胎児期の卵巣で始まる。卵子は第一減数分裂前期で一旦停止し、一層の卵胞上皮細胞(顆粒層細胞)と共に原始卵胞を形成する。出生後の卵胞の発育は各種の成長因子、卵胞刺激ホルモン(FSH)、および黄体形成ホルモン(LH)によって調節される。FSHはまたLHと共働して卵胞上皮細胞(顆粒層細胞)からエストロゲン分泌させる。第一成熟減数分裂前期で停止した一次卵母細胞は排卵のトリガーとなるLHサージにより減数分裂を再開する。極体と呼ばれる細胞と二次卵母細胞に分裂した後、再び第二減数分裂中期で停止する。LHサージにより排卵された二次卵母細胞は卵管で精子と受精することにより減数分裂を完了させ、極体を再び放出した後、受精が完了する。極体は卵子として機能せず退行する。よってグラーフ卵胞と呼ばれる成熟した卵胞の中に実際にあるのは一次卵母細胞である。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「卵胞」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.