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卵黄嚢[らんおうのう]
卵黄嚢(らんおうのう、Yolk sac、Vitelline sac、Saccus vitellinus)は、魚類・羊膜類などの妊娠期における、卵黄を包む膜状の嚢(袋)〔三省堂 大辞林) ">らんおうのう【卵黄嚢】の意味とは - Yahoo!辞書(三省堂 大辞林) 〕〔不妊治療用語集 - 恵愛病院|生殖医療センター 〕。 == 人間の卵黄嚢 == 卵黄嚢という名称であるが、(魚類などと違い)嚢内に卵黄はなく、液が入っている〔神戸大学 医学研究科・医学部 神経解剖学 (大阪大学基礎工学部講義プリント) 〕。臍小胞 (umbilical vesicle) とも呼ばれる。 胎生して約2週目で、ヒューザー膜(ホイザー膜、胚外体腔膜とも呼ぶ)で覆われた一次卵黄嚢が形成され、卵黄嚢壁に「血島」(血管や血球の原基)ができる。ここでの造血活動は卵黄嚢造血と呼ばれ、胎生10日~2ヶ月の間の造血が行われる〔『産科婦人科用語解説集 第2版』 金原出版〕〔『最新医学大辞典 第3版』 医歯薬出版〕。 一次卵黄嚢 primary yolk sac(原始卵黄嚢 primitive yolk sac)は縮んで消滅するが、二次卵黄嚢 secondary yolk sacもできる〔。 最終的に、二次卵黄嚢の背方部は原腸となり、他は萎縮する〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「卵黄嚢」の詳細全文を読む
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