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原子放射線の影響に関する国連科学委員会 : ウィキペディア日本語版
原子放射線の影響に関する国連科学委員会[げんしほうしゃせんのえいきょうにかんするこくれんかがくいいんかい]

原子放射線の影響に関する国連科学委員会(: UNSCEAR)は、電離放射線による被曝の程度と影響を評価・報告するために国連によって設置された委員会である。略称はアンスケア(UNSCEAR)。
== 概略 ==
1950年代初頭の冷戦下、核兵器の開発競争のために核実験が頻繁に行われだし、放射性降下物などによる被曝の懸念から核爆発の即時停止を求める提案をかわす意図もあって、第10回国際連合総会にて電離放射線の程度と影響の情報の収集と評価するための委員会を設置する提案がなされ、1955年の12月3日に満場一致で承認された。
UNSCEARの事務局はウィーンにある。不定期に刊行される報告書「Sources and Effects of Ionizing Radiation」は、国際放射線防護委員会 (ICRP) の基礎資料としても用いられている。国際放射線防護委員会(ICRP)は政治、経済など社会的情勢を考慮し総括的な勧告を出しているが為に批判もある。IAEAの協力センターである放射線医学総合研究所によれば、UNSCEARはICRPに対して、純粋に科学的所見から調査報告書をまとめる事を意図して作られた組織であり、その独立性と科学的客観性からUNSCEARの報告書への評価は高い〔放射線医学総合研究所UNSCEAR2008年報告書 、閲覧2011-7-22〕と主張している。一方、欧州の市民団体ECRRは、IAEA、ICRP、UNSCEAR間で人員が重複している事を指摘している〔ECRR(欧州放射線リスク委員会)2010年勧告 43p 〕。
なおICRPの刊行物と違い、UNSCEARの報告書はWebにて無料公開されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」の詳細全文を読む



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