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原形質流動 : ウィキペディア日本語版
原形質流動[げんけいしつりゅうどう]
原形質流動(げんけいしつりゅうどう)とは、生きている細胞の内部で、原形質が流れるように動く現象である。
狭義には植物細胞で見られるような細胞の外形が変わらない運動だけを意味するが、広義にはアメーバ運動のような細胞全体の運動も含む。
原形質流動は細胞内小器官に様々な生体分子を細胞内で輸送するための細胞運動である。
ATPをエネルギー源とし、細胞骨格を形成しているマイクロ(アクチン)フィラメントモータータンパク質ミオシンなど)との相互作用によって流動力が生じる。
これは動物の筋肉の収縮運動と発生機構的には極めてよく似ている。
== 原形質流動の様式 ==

細胞の種類により様々な様式が見られる。
# 周回型 :液胞の発達した植物細胞で典型的に見られる流動で、細胞質は細胞膜と液胞膜に挟まれた領域を一方向に周回する。シャジクモ節間細胞ではその流速は毎秒80マイクロメートルほどである。 オオカナダモなどでよく見られる。
# 循環型 :液胞内を原形質が細い糸のように貫いて循環する。ムラサキツユクサタマネギなどで見られる。
# 往復型 :粘菌変形体などで見られる、周期的にその方向が変わる流動。2〜3分の周期で往復し、一方向への最高流速は毎秒約1ミリメートルにも達する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「原形質流動」の詳細全文を読む



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