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原理 : ウィキペディア日本語版
原理[げんり]

原理(げんり、、、、)とは、哲学数学において、学問議論を展開する時に予め置かれるべき言明
そこから他のものが導き出され規定される始原。他を必要とせず、なおかつ他が必要とする第一のものである。
== 概説 ==
もともと古代ギリシャ語のΑρχη アルケーという語・概念があり、キケロがそれをラテン語に翻訳する時に「principium プリンキピウム」という語をあてたという〔岩波 哲学思想事典 p.474〕。
「principium」という語は、prin + cipiumという構造になっており、「prin」は「最初の」という意味で〔続く音が子音の場合「prin-」とし、母音の場合は「prim-」とする。〕、「cipi」は「cippus」と同グループ・同義の語で「石」などの意味を持つ言葉である。つまり、「principium」は「最初の石」「最初に置かれる石」といった意味の言葉である。
このprincipiumなど〔ラテン語principiumおよびそれに対応する現代西欧諸語。英語 principleなど〕の日本語訳として「原理」があてられている。
古代ギリシャ語のΑρχη アルケーは物事の根源を指した。アリストテレスはアルケーに関する先人たちの説に言及し、例えばタレースはアルケーをとし、ヘラクレイトスだとし、エンペドクレースは土・水・火・空気の四大からなるリゾーマタとし、アナクシマンドロスはト・アペイロンだとした、と説明した〔アリストテレス『形而上学』A3、983b6〕。
エウクレイデスは数学を公理論的に示すにあたり、まず冒頭に前提として置かれる諸原理(定義、要請(=公準)、共通概念(=公理))を配置しておいて、それに続いて様々な議論を展開した〔。数学においてはそうした諸原理は、自明の真理とみなされるものもあったが、ただの出発点で仮説的なものとされるものもあった〔。
原理について、アリストテレスはつきつめた探求を行い、存在論的原理と認識論的原理を認め、存在論的原理として、認識論的原理として、論理学のいくつかのもの(同一律矛盾律排中律など)を採用した〔。アリストテレスは神を第一原因とも呼んだ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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