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原腎管 : ウィキペディア日本語版
原腎管[げんじんかん]
原腎管(げんじんかん)とは、下等な動物に見られる排出器官である。末端の細胞が体内の水分や老廃物を集め、管を通じて体外に出す構造となっている。
== 特徴 ==
原腎管(protonephridium)は、体内に伸びる管状の器官である。動物群によっては体内で枝分かれして全体として原腎管系を構成する。
管の一端は体外に開く。体内側の末端はそれぞれ一つまたは複数の細胞の中に入って閉じている。その部分の管の末端には長い繊毛の束があり、この運動によって管内の液を流している。この繊毛束の動きが炎のようであるため、この部分の細胞を炎細胞(flame cell)と言う。
いわゆる排出系として無脊椎動物に広く見られるものに腎管があるが、これは真体腔動物に見られ、管の体内側の末端が体腔に開いて腎口をなす点でおおきく異なっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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