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参宮急行電鉄2200系電車 : ウィキペディア日本語版
参宮急行電鉄2200系電車[さんぐうきゅうこうでんてつ2200けいでんしゃ]
参宮急行電鉄2200系電車(さんぐうきゅうこうでんてつ2200けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道(近鉄)の前身の一つである参宮急行電鉄(参急)により1930年から1941年にかけて製作され、のち近畿日本鉄道に引き継がれた長距離用大型電車の一群を指す総称である。
総計83両のうち、大きく分けて、1930年から1931年に製造された「2200系(旧)」グループ57両と、2227系とも称される1939年から1941年に製造された「2200系(新)」グループ26両にまとめられるが、本項目で一括して記述する。
営業運転から撤退した後1976年までに全車廃車されており、荷物電車に転用された一部グループも1983年に廃車されて現存していない。

== 概説 ==
親会社の大阪電気軌道(大軌)桜井線(現・近鉄大阪線の一部)に直通して大阪 - 伊勢間を連絡し、途中の急勾配を克服して同区間を2時間以内で走破する目的で設計された。
その各部仕様は当時日本の電車として最大・最強級であり、「省線二等車並」と賞賛された破格の車内設備や、その長大な運行区間もあって、新製当時は「日本一の電車」とも称された。後世の視点から見ても吊り掛け駆動方式の古典電車ながら、1930年代という登場時期において、走行性能・接客設備の両面できわめて卓越した優秀車であり、戦後に製作された近鉄電車各車のコンセプトにも多大な影響を与えた存在である。
ベテランの鉄道ファン層からは日本の鉄道史上における屈指の傑作電車として高く評価されている〔『鉄道ピクトリアル』No.398 吉川文夫「2200系そしてそのあと」〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「参宮急行電鉄2200系電車」の詳細全文を読む



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