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参照モデル : ウィキペディア日本語版
参照モデル[さんしょう-]

参照モデル(さんしょう-、Reference model)とは、システム工学ソフトウエア工学における何かの基本的目標やアイデアを方眼紙、様々な目的で一つの参照として見ることができる、何かのモデルである。
== 全貌 ==
'参照モデル'に包含される幾つかの概念が存在する。これら概念のそれぞれは重要である:
* 抽象的:参照モデルは抽象的である。参照モデルで記述される『もの』は実際のものの抽象的な表現である。ある家の仕組みを記述するとき、実際の外壁は寸法と材質で規定されるが、参照モデルとしての外壁は壁の概念の一部である。人は、壁を持つ家を建てるため、壁の概念を理解しなければならない。
* エンティティと関係性:参照モデルは、エンティティ(存在するもの)と関係性(どのようにそれらがお互いに作用するか)の両方を含む。エンティティのリストは、それ自身で、参照モデルを記述するには不十分である。
* 一つの環境の中で:一つの参照モデルは、『全てのもの』を記述しようとはしない。一つの参照モデルは、『一つの環境でのもの』あるいは問題空間を明確にするため使われる。参照モデルは、有用であるため、それが解決する問題の明確な記述と、その問題の解決を得るため見る必要のある利害関係者の関心を含むべきである。
* 技術的不可知論(Technology Agnostic):もしそれが特定のコンピューティング環境における技術やプラットフォームについて仮定するなら、参照モデルは有用ではない。参照モデルは、直面した問題を理解するためのメカニズムであり、それに係わるソリューションではなく、そして実際に、その実践者に価値を提供するため選ばれたソリューションと独立でなければならない。注釈:問題空間が『ソフトウエア・アプリケーションのセットを管理するか』であり得ることから、ソフトウエア・アプリケーションのセットを記述する参照モデルの開発を防げない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「参照モデル」の詳細全文を読む



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