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参議[さんぎ] 参議(さんぎ)は、日本の朝廷組織の最高機関である太政官の官職の一つである。四等官の中の次官(すけ)に相当する令外官で、納言に次ぐ。唐名(漢風名称)は宰相・相公・平章事・諫議大夫。和訓はおほまつりことひと〔『和名抄』〕。 宮中の政(朝政)に参議する(「参政朝議」)という意味で、朝政の議政官に位置する。 == 律令制における参議 == 四位以上の位階を持つ廷臣の中から、才能のある者を選び、大臣と参会して朝政を参議させたもの〔『職原抄』など〕。参議以上および三位以上の者を公卿と称しているため、参議の官職にある者は位階が四位であっても公卿に含まれる。 参議に官位相当を定めた詔勅や宣旨などが見当たらず、相当位は無い。そのため、位階に応じて行・守を添えることはなく、例えば、参議正二位。参議従四位下と綴る。なお、菅原道真は参議に官位相当の規定が無いことは問題であるとし、官位相当・考禄等を定めるべきと上奏しているが〔『菅家文草』巻第九,元慶6年(882年)7月1日条〕、それに対しての回答の有無は伝わらない。
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