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及川和男 : ウィキペディア日本語版
及川和男[おいかわ かずお]
及川 和男(おいかわ かずお、1933年10月13日 - )は、日本の小説家である。
東京・池袋に生まれるが、疎開で岩手県一関市に住むようになる。
東京出身であるが及川姓は一関地方に特有の苗字であり、すんなり地域に溶け込めたものと思われる。
岩手県立一関第一高等学校を卒業後岩手銀行に入行、銀行員として勤務のかたわら小説を書く。1971年、「雛人形」が雑誌『民主文学』に掲載されてから、同誌を中心に活躍、そこに連載した長編『深き流れになりて』で多喜二・百合子賞を受賞する。
1980年代からは、岩手の地域にねざした作品も多く、沢内村の医療制度を作品化した『村長ありき』も評判になる。
三好京三とは一関中以来の交友があり、三好の没後、〈いちのせき文学の蔵〉の会長職を引き継いだ。
==著書==

*深き流れとなりて 新日本出版社 1974
*雛人形 民衆社 1977
*森が動く時 新日本出版社 1977
*人間として看護婦として <ドキュメント>盛岡赤十字病院・看護改善の十年 盛岡看護学セミナー共著 あゆみ出版 1979.5
*愛したたかい生きる 学習の友社 1979.8
*ちいさな家族 新日本出版社 1979.10
*荒野を拓く教師たち 非行ゼロ・退学ゼロにいどむ水沢一高 あゆみ出版 1980.10
*誰のための銀行 平田貞治郎共著 大月書店 1981.1 (大月フォーラムブックス)
*希望水系 新日本出版社 1982.9
*村長ありき 沢内村深沢晟雄の生涯 新潮社 1984.1 のち文庫、「「あきらめ」を「希望」に変えた男」日経ビジネス人文庫
*春の岸辺 みずち書房 1984.4
*生命村長 深沢晟雄物語 童心社 1985.2 (ノンフィクション・ブックス)
*若きいのちへの旅 北の文学原風景 労働旬報社 1986.8 (青春ライブラリー)
*あらぐさの記 青磁社 1986.9
*わらび座修学旅行 1987.4 (岩波ジュニア新書)
*命見つめ望み抱き 桐書房 1987.5
*甲子園への遠い道 北上書房 1987.6
*リハビリ看護最前線 秋田・中通三院からのレポート 編著 桐書房 1987.12 (ナーシングブックス)
*鐘を鳴らして旅立て みどり学園療育記 新潮社 1989.3
*看護婦の文章読本 桐書房 1989.8
*かあさんは看護婦さん 岩崎書店 1989.12
*まぼろしのプレーボール 岩崎書店 1990.12
*いいお産、したい 小豆沢病院・立川相互病院産科チームの発信 桐書房 1991.8
*イーハトーヴ通信 新潮社 1992.8
*森は呼んでいる 岩崎書店 1992.12
*米に生きた男 日中友好水稲王=藤原長作 筑波書房 1993.6
*また来てマック 岩崎書店 1995.6
*白い森のふるさと 岩崎書店 1995.10
*テル、ごめんね 岩崎書店 1996.12
*なんでも相談ひきうけます 岩崎書店 1998.12 (文学の泉)
*佐藤輔子 藤村永遠の恋人 本の森 1999.11
*なみだの琥珀のナゾ 岩崎書店 2000.12 (文学の泉)
*いのちは見えるよ 岩崎書店 2002.2 (いのちのえほん)
*命見つめ心起こし 「生命村長」深沢晟雄スタディー れんが書房新社 2010.5

category:日本の小説家


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「及川和男」の詳細全文を読む



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