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及川 和男(おいかわ かずお、1933年10月13日 - )は、日本の小説家である。 東京・池袋に生まれるが、疎開で岩手県一関市に住むようになる。 東京出身であるが及川姓は一関地方に特有の苗字であり、すんなり地域に溶け込めたものと思われる。 岩手県立一関第一高等学校を卒業後岩手銀行に入行、銀行員として勤務のかたわら小説を書く。1971年、「雛人形」が雑誌『民主文学』に掲載されてから、同誌を中心に活躍、そこに連載した長編『深き流れになりて』で多喜二・百合子賞を受賞する。 1980年代からは、岩手の地域にねざした作品も多く、沢内村の医療制度を作品化した『村長ありき』も評判になる。 三好京三とは一関中以来の交友があり、三好の没後、〈いちのせき文学の蔵〉の会長職を引き継いだ。 ==著書== *深き流れとなりて 新日本出版社 1974 *雛人形 民衆社 1977 *森が動く時 新日本出版社 1977 *人間として看護婦として <ドキュメント>盛岡赤十字病院・看護改善の十年 盛岡看護学セミナー共著 あゆみ出版 1979.5 *愛したたかい生きる 学習の友社 1979.8 *ちいさな家族 新日本出版社 1979.10 *荒野を拓く教師たち 非行ゼロ・退学ゼロにいどむ水沢一高 あゆみ出版 1980.10 *誰のための銀行 平田貞治郎共著 大月書店 1981.1 (大月フォーラムブックス) *希望水系 新日本出版社 1982.9 *村長ありき 沢内村深沢晟雄の生涯 新潮社 1984.1 のち文庫、「「あきらめ」を「希望」に変えた男」日経ビジネス人文庫 *春の岸辺 みずち書房 1984.4 *生命村長 深沢晟雄物語 童心社 1985.2 (ノンフィクション・ブックス) *若きいのちへの旅 北の文学原風景 労働旬報社 1986.8 (青春ライブラリー) *あらぐさの記 青磁社 1986.9 *わらび座修学旅行 1987.4 (岩波ジュニア新書) *命見つめ望み抱き 桐書房 1987.5 *甲子園への遠い道 北上書房 1987.6 *リハビリ看護最前線 秋田・中通三院からのレポート 編著 桐書房 1987.12 (ナーシングブックス) *鐘を鳴らして旅立て みどり学園療育記 新潮社 1989.3 *看護婦の文章読本 桐書房 1989.8 *かあさんは看護婦さん 岩崎書店 1989.12 *まぼろしのプレーボール 岩崎書店 1990.12 *いいお産、したい 小豆沢病院・立川相互病院産科チームの発信 桐書房 1991.8 *イーハトーヴ通信 新潮社 1992.8 *森は呼んでいる 岩崎書店 1992.12 *米に生きた男 日中友好水稲王=藤原長作 筑波書房 1993.6 *また来てマック 岩崎書店 1995.6 *白い森のふるさと 岩崎書店 1995.10 *テル、ごめんね 岩崎書店 1996.12 *なんでも相談ひきうけます 岩崎書店 1998.12 (文学の泉) *佐藤輔子 藤村永遠の恋人 本の森 1999.11 *なみだの琥珀のナゾ 岩崎書店 2000.12 (文学の泉) *いのちは見えるよ 岩崎書店 2002.2 (いのちのえほん) *命見つめ心起こし 「生命村長」深沢晟雄スタディー れんが書房新社 2010.5 category:日本の小説家 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「及川和男」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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