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双十節事件[そうじゅうせつじけん]
双十節事件(そうじゅうせつじけん)は、1943年10月10日(双十節)以降に、日本軍が占領統治していた昭南特別市(シンガポール)で、同年9月に起きた昭南港爆破事件への連合国捕虜の関与を疑った昭南憲兵分隊が、英国人や中国人などの上流著名人ら50人以上を逮捕して拷問・虐待し、15人を死亡させた事件。戦後、イギリス軍シンガポール裁判で昭南憲兵分隊の関係者8人が絞首刑の判決を下された。〔この記事の主な出典は、篠崎(1976)97,163,166-167,192-193頁、東京裁判ハンドブック(1989) 116頁、岩川(1995) 200頁および遠藤(1996) 63-65頁。〕 == 昭南港爆破事件 ==
1943年9月27日に、昭南港に碇泊中の輸送船及びタンカー7隻が爆沈するという昭南港爆破事件が起き、事故直後から日本軍による大規模な捜索が行われたが、犯行につながる証拠は見つからなかった〔篠崎(1976) 191-196頁〕。 警備隊・憲兵隊は、シンガポールに残ったスパイが協力したのではないかと考え、「要注意人物」と考えていたユーラシアンや華僑の住民をしらみつぶしに検挙し、取り調べた〔篠崎(1976) 97頁〕。憲兵隊に逮捕された市民は千数百人に上った〔篠崎(1976) 195頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「双十節事件」の詳細全文を読む
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