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『双子の騎士』(ふたごのきし)は、手塚治虫による日本の少女漫画作品。『リボンの騎士』の続編にあたる。 == 概要 == 『少女クラブ』(講談社)に連載された、オリジナル版『リボンの騎士』(『リボンの騎士・少女クラブ版』)の続編にあたり、『なかよし』で1958年1月号から1959年6月号にかけて連載された。なお、連載中のタイトルは『リボンの騎士』であり『双子の騎士』は単行本化の際に改題されたタイトルである。 そのため、後に同誌で連載された『リボンの騎士』のセルフリメイク作品である『リボンの騎士・なかよし版』とは多少設定の矛盾が生じている。 かつて『なかよし』誌にて連載していた『こけし探偵局』が小味で振るわなかったため、当時の『なかよし』編集部が「『少女クラブ』で好評を博した『リボンの騎士』をもう一度」と、手塚に打診したのが製作のきっかけであり、手塚自身は「『リボンの騎士』はもう終了した物語だから」と、執筆に乗り気ではなかった。しかし、編集部の熱意に押され、結局執筆することになった作品である。 当時の『なかよし』は『少女クラブ』よりも年下を対象とした雑誌として位置づけられていたため、ストーリーや絵の簡略化を求められ、前者の理由でストーリーが『リボンの騎士』を簡略化させた焼き直しに近いものとなり、一方で後者は設定などの複雑さから果たすことができなかった。そのため最初の『リボンの騎士』以上の人気を取ることができずに終わることとなる〔手塚治虫 講談社全集MT53『双子の騎士』、1978年7月、p.246 あとがき。〕。 手塚サイドのオフィシャル見解では、時に「''リボンの騎士の(最初の)リメイク作品''」と紹介されることがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「双子の騎士」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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