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双心のサヤ[そうしんのさや]
『双心のサヤ』(そうしんのサヤ)は、鳥生浩司による日本のライトノベル作品。イラストは結城焔が担当。ホビージャパン・HJ文庫刊。 == ストーリー == 戦国時代の武将を祖に持ち、現在は一大企業グループを形成している上月家の跡取りである雪柾は、冷徹な祖父に対する反発から高校進学に際して家宝の守り刀を持ち出し、引きこもり状態に在った自分を救い出してくれた恩人であるメイドの桜坂紗耶と半ば駆け落ち同然の形で安アパートの六畳一間で同居生活を始める。2人が通う笹嵯(さざさ)学園では雪柾の許婚である天上院蓮華が雪柾に対して猛烈なアプローチを繰り返すものの、互いに強い信頼関係で結ばれている雪柾と紗耶の間に割って入ることは適わず玉砕を繰り返す日々が続いていた。 紗耶の誕生日が2週間後に近付いた日の放課後。雪柾は紗耶の誕生日に告白し、婚約指輪を贈ろうと決め守り刀を古物商を家業とするクラスメイト・二階堂桐の所へ持ち込む。桐は刃引きされて殺傷能力を失ったその刀を一目見て相当な値打ち物であることを見抜くが、買い取らずに隠れていた紗耶を呼び出して雪柾の告白を取り持った。こうして、相思相愛の仲となりアパートへの帰り道を急ぐ2人に突然、雪柾の実家である上月家に恨みを持つと称する男が襲いかかる。雪柾は男の振りかざす刀に唯一の武器である守り刀で防戦を強いられ、遂には守り刀を川に落としてしまうが紗耶は雪柾の為に守り刀を拾うべく、川へ飛び込む。そして、武器を無くし絶体絶命の危機に晒された雪柾の前に守り刀を持った紗耶が現れるが、紗耶は普段とは別人のような太刀さばきで男の攻撃を斥ける。雪柾は目の前にいる紗耶が普段の紗耶とはまるで別人のように口調も変わってしまったことにしばし戸惑うが、紗耶は自分が上月家に恨みを持つ者の怨念・禍魂(マガツタマ)の襲来から当主の末裔を守る為に守り刀を通じて紗耶と魂が入れ替わった戦国時代の姫君・鞘姫であると言い、500年後の現代社会に戸惑いつつも雪柾の侍女(サムライ・ガール)を自ら志願する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「双心のサヤ」の詳細全文を読む
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