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双頭の悪魔[そうとうのあくま] 『双頭の悪魔』(そうとうのあくま)は有栖川有栖が1992年に発表した推理小説。「学生アリスシリーズ」の長編3作目にして作者の代表作である〔「巷間、有栖川有栖の代表作は千枚を超す犯人当て小説『双頭の悪魔』だということになっているようだ」(新装版『マジックミラー』(2008年)より「新装版のためのあとがき」参照)〕。 == 解説 == 本作は東京創元社の「黄金の13〔1988年 - 1989年の「鮎川哲也と十三の謎」、1990年 - 1991年の「創元ミステリ'90」のあとを受けて、1991年から1995年にかけて刊行された全13冊の推理小説シリーズ。〕」の1作として刊行された。本作を含む「学生アリスシリーズ」はクローズド・サークル物の事件が定番であり、本作では架橋の崩落と土砂崩れにより互いに陸の孤島と化した2つの村が舞台となる。また、同シリーズではエラリー・クイーンの影響を受け、全作品にクイーンの「国名シリーズ」に倣(なら)って「読者への挑戦」が挿入されているが、とくに本作においては「読者への挑戦」が3度も挿入されるという、かつてない試みがなされている。 「週刊文春ミステリーベスト10」1992年4位、「このミステリーがすごい! 」1993年6位、「20世紀傑作ミステリーベスト10」19位、「このミステリーがすごい! ベスト・オブ・ベスト」8位、「東西ミステリーベスト100」2012年版国内編22位〔他の有栖川作品では『孤島パズル』が95位。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「双頭の悪魔」の詳細全文を読む
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