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反応中間体(はんのうちゅうかんたい)、略して中間体とは、化学反応の過程で、反応物(あるいは前段階の中間体)から反応によって生成し、またさらに反応して最終生成物を与える分子実体のことである。 ほとんどの化学反応は複数の素反応からなる多段階反応であり、(最終生成物が生成する最後の段階を除いた)それぞれの素反応の生成物が反応中間体である。 例えば、次のような架空の反応を考えてみる。 : そして、この反応が次のような素反応からなっていたとする。 : : このとき、X *が反応中間体である。 == 定義 == IUPACのゴールドブックでは〔IUPAC Goldbook definition of intermediate 〕、反応中間体(reaction intermediate)を、「分子振動より寿命が長く、反応物によって(直接・間接を問わず)化学反応で生成して、またさらに反応して(直接・間接を問わず)最終生成物を与える分子実体(原子・イオン・分子…)」と定義している。 この定義より、反応中間体は寿命が分子振動程度の遷移状態とは区別され、また、温度から得られるエネルギーである''RT''(気体定数×絶対温度)より深いポテンシャルの極小を持つこともわかる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「反応中間体」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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