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反抗挑戦性障害[はんこうちょうせんせいしょうがい]
反抗挑戦性障害(はんこうちょうせんせいしょうがい、)は、DSM-5から反抗挑発症の語も併記され〔、怒りにもとづいた不服従、反抗、挑戦的行動の持続的様式と表現される児童期の精神障害である。これらの行動は通常の児童の行動の範囲を越えたもので、権威的人物に向けられる。また診断には、6か月以上の持続を必要とする。 行為障害(CD)を示す児童には、反抗挑戦性障害の診断は下されない〔Pardini, D.A., Frick, P.J., & Moffitt, T.E. (2010) Building an Evidence base for DSM-5 Conceptualizations of Oppositional Defiant Disorder and Conduct Disorder: Introduction to the Special Section. Journal of Abnormal Psychology. 119(4) 683-688〕。ODDとCDサブタイプとの主要な違いは、反社会的行動の範囲と深刻度である〔 〕。ODDは10歳以下の児童青年がより一般的であるが、CDのサブタイプでは11歳以上がより一般的になってくる〔。 == 診断基準 ==
===世界保健機関=== 世界保健機関のICD-10精神と行動の障害においては、F91行為障害の下位分類であるF91.3反抗挑戦性障害である。 この障害は挑発的であるが、攻撃的な行動が存在しないことで診断される。つまり窃盗といった法的な侵害は存在しない。小さな子供に限られ、明らかに同年齢の子供の正常な行動範囲を超えているものであり、行為障害の軽度なものと考える専門家が多い。行為障害の基準を満たすことが必要であり、それは反復し持続していることが必要であり、6か月以上の持続がなければ、診断は推奨できない。つまり単発的な反社会的なエピソードは診断の根拠とならない〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「反抗挑戦性障害」の詳細全文を読む
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