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古ペルム文字(コミ語: 、アブール ''Abur''或いはアンブル ''Anbur''とも呼ばれる。)は中世のコミ語において用いられた独自に発展したキリル文字の一種である〔Bernard Comrie, 1996. "Adaptations of the Cyrillic Alphabet". In Daniels & Bright, ''The World's Writing Systems'', p. 700.〕。 ==歴史== 古ペルム文字はロシアの宣教師、聖ステファン・ペルムスキー(ロシア語:, Stefan Permskij)、本名ステパン・ハラップ(ロシア語:, Stepan Hrap)によって1372年に作られたものである。 俗称の「アブール」は始めの2字の名称(An, Bur)からとったものである。 このアルファベットはキリル文字、ギリシャ文字、コミ族のタムガ(Tamga、騎馬民族が自分の一族の象徴として使うルーン文字のようなもの。古ペルム文字は通常筆記よりも刻印されることが多かった為。)から借用した。 この文字体系は当時の話者に受け入れられることになった。 このアルファベットは17世紀まで用いられ、キリル文字に取って代わった。古ペルム文字はロシア語の暗号文にも用いられた。 聖ステファン・ペルムスキーの聖名祝日である4月29日は古ペルム文字の日として祝われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古ペルム文字」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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