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古川親水公園(ふるかわしんすいこうえん)は、東京都江戸川区江戸川6丁目にある江戸川区立の公園であり、日本初の親水公園である。 == 歴史・概要 == 元々は、江戸時代に行徳塩田から江戸へ塩を運ぶために掘られた船堀川で、後に水運ルートが南側へと変更となった際、新しい運河を新川と呼ぶのに対して、旧船堀川を古川と呼び残された。 古川は、江戸川や利根川からの物資を江戸へ運ぶ水運の役割を果たしてきたが、交通網が発達すると共にその役目は終わり、かわりに、人口の増加や産業の発展に合わせて、周辺には住宅や工場が立ち並び、生活排水や工場排水が流れ込むようになっていった。そのため、1970年頃までには悪臭が漂ういわゆるドブ川となっていた。 江戸川区は、周辺の下水道の整備を進めると共に、川を埋め立てる予定であったが、川を残してほしいという地元の要望を受け、水の流れる公園として再生させることとなった。 1973年7月にはその一部が完成し、日本初の親水公園となった。 1974年5月には、全日本建設技術協会が与える全建賞を受賞。 1982年5月にはナイロビで開催された国連人間環境会議で紹介され国内外で大きな反響をよんだ。 全長は約1200メートル、面積は9434平方メートルの細長い公園である。 水は旧江戸川から引き込み、途中環七通りをくぐって、新川の新川橋まで流れ下っている。 周辺住民の散策路として親しまれ、途中2か所に人工の湧水設備で演出されているほか、岸辺に植えられた桜が春には咲きほこり、夏には子供たちが水遊びできるようになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古川親水公園」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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