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古朝鮮[こちょうせん]
古朝鮮(こちょうせん)とは、漢王朝武帝による漢四郡以前の古代朝鮮(紀元前?年~紀元前108年)の総称で、後代の李氏朝鮮と対応して使用される。 == 概要 == 檀君朝鮮・箕子朝鮮・衛氏朝鮮の三朝鮮の総称。檀君朝鮮は伝説的存在で、実証的な歴史学においては、箕子朝鮮・衛氏朝鮮のみを指すことが多い。檀君朝鮮が存在したという物的証拠が何一つ発見されていないため史実的な根拠は極めて薄弱であるが、韓国では紀元前2333年に檀君朝鮮が建国されたとして検定教科書(中学校は歴史、高校は韓国史)の中に歴史的事実として記述されている。李氏朝鮮がまだ存在しない13世紀に著された『三国遺事』の「古朝鮮」は、衛氏朝鮮・箕子朝鮮に対応する形で檀君朝鮮を指しており、現在の韓国でも単純に古朝鮮と呼ぶ場合は、この檀君朝鮮を指していることが多い。箕子朝鮮も伝説上の創作された国家とする説と、そのまま史実ではないものの実在した王朝が反映された伝承とする説、史実とする説など見解がわかれている。衛氏朝鮮についてはその実在について確定している。ただし、衛氏朝鮮を「朝鮮」とよぶのは司馬遷の史記が最初であるが、これは国名が忘れられていたため便宜的に楽浪郡朝鮮県(今の平壌)の名を用いたにすぎず実際の国名ではないとする説もある。中国においては楽浪郡設置後は、もっぱら楽浪郡を指して「朝鮮」と呼んでいた。朝鮮半島で自国名を「朝鮮」と称するのは、高麗以降のことである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古朝鮮」の詳細全文を読む
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