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古筆了佐[こひつ りょうさ] 古筆 了佐(こひつ りょうさ、元亀3年(1572年) - 寛文2年1月28日(1662年3月18日))は、近江国生まれの古筆鑑定家。 本姓は平沢、通称は弥四郎、諱は範佐(のりすけ)といい、出家して名を了佐と改めた。その後、古筆の鑑定を専業とするため、関白・豊臣秀次の命により古筆に改姓した。 == 古筆 ==
古筆とは、平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた和様の名筆をさしていう。時にはもっと範囲を狭くしてその名筆中でも特に「かな書」をさす。単に古代の筆跡という意味ではない〔「書道辞典」(『書道講座』P.52)〕。 安土桃山時代に入り、やや平和な世の中になると、知識者階級において、「美しい筆跡を手習の手本にしたい」、「鑑賞のために手に入れたい」という願望がおきてきた。さらに、天文24年(1555年)10月の茶会で、武野紹鷗が藤原定家の『小倉色紙』を茶室の床掛けとして用いて以来、古筆が茶人達にも愛好されるようになった〔堀江きょう(冫+恭)子 「古筆切の誕生」(「時代を映す名品選」『書道藝術』P.8 - 9)〕。やがて古筆愛好の風潮は民間にも波及し、古筆は珍重されるようになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古筆了佐」の詳細全文を読む
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