翻訳と辞書 |
句会[くかい] 句会(くかい)は、複数の人間が自作の俳句を出し合い、評価・批評し合うために行われる集まり。現在では互選句会を指すことが多いが、特定の指導者が選や講評を行う場合もある。 == 歴史 == 江戸時代には複数の人が集まって連句(俳諧連歌)が作られていたが、のちに発句(連句の最初に置かれる五・七・五の句)のみを独立して出し合いその出来を競う句合(くあわせ)ないし発句合(ほっくあわせ)も行われるようになった。これは座が左右に分かれてそれぞれ順番に一句ずつ句を出し合い、一句対一句の優劣を判者がつけていくもので、特に与謝蕪村の頃に盛んになったものである〔片山由美子 「句会」『現代俳句大事典』 196頁〕。また数人が集まって句を読み合い、宗匠に選を乞う運座(うんざ)も行われるようになり、1834年以降は月次句合(つきなみくあわせ、毎月句を募って宗匠が優秀句を選出するもの)での恒例行事として定着した〔。その後明治になって、1891年に椎の友社の伊藤松宇らが互選(膝回しと言った)による句会を始め、翌年、これに参加した正岡子規が日本派の句会に取り入れたことによって、この形式が定着し現在一般に行われる互選形式の句会へと引き継がれていった〔阿部、12頁〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「句会」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|