翻訳と辞書
Words near each other
・ 句を作る
・ 句を切る
・ 句仏
・ 句会
・ 句作
・ 句切り
・ 句切る
・ 句切れ
・ 句動詞
・ 句句
句句廼馳
・ 句句廼馳神社
・ 句呉
・ 句安
・ 句容
・ 句容市
・ 句容県
・ 句意
・ 句扶
・ 句構造文法


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

句句廼馳 : ウィキペディア日本語版
ククノチ

ククノチ(クグノチとも)は、日本神話に登場するである。『古事記』では久久能智神、『日本書紀』では句句廼馳と表記する。
神産みにおいて、イザナギイザナミの間に産まれた神である。『古事記』においてはその次に山の神大山津見神(オオヤマツミ)、野の神鹿屋野比売(カヤノヒメ)が産まれている。『日本書紀』の本文では山・川・海の次に「木の精ククノチ」として産まれており、その次に草の精・野の精の草野姫(カヤノヒメ)が産まれている。第六の一書では「木の神たちを句句廼馳という」と記述され、木の神々の総称となっている。
神名の「クク」は、と同根で木が真っ直に立ち伸びる様を形容する言葉とも、木木(キキ・キギ)が転じてクク・クグになったものともいう。「ノ」は助詞の「の」、「チ」はカグツチなどと同じく神霊を意味する接尾詞であるので、「ククノチ」は「茎の神」「木の神」という意味になる。
公智神社兵庫県西宮市)の主祭神になっているほか、久久比神社兵庫県豊岡市)には全国唯一のコウノトリ伝説のある神社もある。木魂神社という名のククノチ神を祭る神社も複数ある。樽前山神社北海道苫小牧市)では原野の神・開拓の神として大山津見神・鹿屋野比売神とともに祀られている。志等美神社三重県伊勢市)では林野の神であると同時に水の神とされる〔伊勢文化舎(2008):53ページ〕。
延喜式』「祝詞」には屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)の名が見え、ククノチと同神と見られる。屋船久久遅命は上棟式の祭神の一つとされている。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ククノチ」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.