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可視光通信(かしこうつうしん)とは、人の目に見える可視光線帯域の電磁波を用いた無線通信の一種。 将来的に、全ての照明が、高速変調可能なLED照明や有機EL照明に置き換わることで「照明が通信インフラになる」、という社会応用面からの点で注目され実用化が推進されている。(このように照明を使う可視光通信は、特に照明光通信と呼ばれる) しかし照明の流用以外にも様々な研究開発がなされており、現在のところ「可視光通信」はきわめて多岐にわたる技術・応用領域の総称となっている。 == 特徴 == 可視光を通信に利用することの長所や短所には以下のものがある。 *長所 *生体に影響がなく安全、電磁波で他の機器に影響を与えることがない *発信源・通信経路が目に見えるので、通信範囲が一目で分かる *従来の電波を用いた通信は、遮蔽物の材質により透過・反射・減衰など予測ができないが、可視光であれば人間にとって非常に直感的である。(欠点でもある) *電波の知識を要さず、遮蔽板、鏡、レンズなど身近で一般的な道具により容易に通信範囲の変更ができる *非常に高い指向性での伝播制御や、空間分解能を得られる *指向性を利用し、特定の相手とだけ通信するなどの応用が可能である。 *通信のエネルギーを照明に流用できる *短所 *見通しできないと通信できない(長所でもある) *自然/人工の環境ノイズ源、干渉源が多い *電波においては、大気の窓によりマイクロ波を除き、宇宙からエネルギーの多くが遮断されるため、自然背景ノイズは比較的低いエネルギーで安定している。しかし、可視光においては、屋外の昼では強烈な太陽光の影響を受ける。また室内や夜間においても、ヒトが活動しているところには様々な照明や表示装置があるため、常に高いレベルで環境のノイズが存在している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「可視光通信」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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