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台湾人日本兵[たいわんじんにほんへい]
台湾人日本兵(たいわんじんにほんへい)は日本が台湾を領有していた時代に、日本軍の軍務に服した台湾人。 == 概要 == 台湾籍日本兵とも称される。1944年4月以降に志願兵として軍務に従事した者は特に台湾特別志願兵とも称される。特に台湾原住民志願者で編成された高砂義勇隊は南方のジャングルに慣れない日本軍にとって大きな力となった。隊員は軍属であり軍人ではないとされつつ戦闘に参加し、戦死者の割合が正規軍よりも多かったといわれている。しかし各種の事情により、戦後の補償は十分に行われていない。詳しくは高砂義勇隊の項を参照。 太平洋戦争の激化により1944年9月には台湾人にも兵役義務が課せられた。日本の敗戦までに日本兵として軍務に従事した台湾人は8万人を越え、軍属として徴用された者を含むと合計約21万人の台湾人が日本軍と共に戦った。その内3万名以上の台湾人が戦死または戦病死している。台湾から戦地に赴いた その約21万人中〔鄭春河(ていしゅんか)著『台湾人元志願兵と大東亜戦争』展転社〕、約6千人が高砂族だった。国民党は戦争が終わって台湾人元日本兵が復帰してくると、彼らを強制的に徴用した。国民党軍には海軍がなく、日本から接収した軍艦を操縦する技術を持った兵士が ほとんど居なかったため、復員してきた台湾兵を強制徴用した〔酒井充子監督「台湾人生」〕。国民党に駆り出された台湾兵は3万人と言われ、彼らは中国大陸に派遣されて共産軍と戦い、国民党が敗退して共産軍の捕虜となった。その後、共産軍は国際法を無視して、捕虜になった台湾兵を朝鮮戦争で韓国に派遣してアメリカ軍と戦わせた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「台湾人日本兵」の詳細全文を読む
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