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台湾居民来往大陸通行証 : ウィキペディア日本語版 | 台湾居民来往大陸通行証[たいわん きょみん らいおう たいりく つうこうしょう]
台湾居民来往大陸通行証(たいわん きょみん らいおう たいりく つうこうしょう)は一般に台胞証と称され、台湾公民が観光、商用、親族訪問などで大陸を訪問する際に必要となる証明書。中華人民共和国公安部が発行している。旅券に類似しているが、いわゆる大陸地区のみで使用することができる特殊な証明書である。 かつては使用に際しては査証に相当する「簽注」が必要であったが、2015年7月1日より廃止された。 ==沿革== 1945年以前の日本統治時代、台湾人は一部中華民国国籍に帰化した者を除き、原則として「日本人」として中国大陸に渡航していた。台湾光復により中国大陸および台湾がともに国民政府の統治下に入ると、台湾人は「中国人」として両岸を自由に往来できるようになった。しかし国共内戦の結果、1949年に国民政府が遷台した後は分断国家として一般の往来は不可能となってしまった。 1987年に台湾は三十八年間も続いた戒厳令を廃止し、同時に大陸地区への親族訪問を解禁した。対して中華人民共和国政府は前述の経緯から台湾の国民政府を承認していなかったことと、一つの中国の原則に反することから、国民政府が発行する中華民国旅券での台湾人の訪問を受け入れることができなかった。そこで、中華民国旅券に代わる台湾人の身分証明書として、台湾居民来往大陸通行証が中華人民共和国公安部により発行されることとなった。
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