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台湾工友総聯盟[たいわんこうゆうそうれんめい] 台湾工友総連盟(たいわんこうゆうそうれんめい)とは、日本統治下の台湾における1928年(昭和3年)2月9日に台北において設立大会を開いた台湾全島を一つにした労働組合である。〔「台湾史小事典」中国書店(福岡)(2007年) 監修/呉密察・日本語版編訳/横澤泰夫 196ページ〕。
== 背景 == 1925年(大正14年)に発生した「二林事件」以来、台湾の農民運動が盛んになっていた。この二林事件の法廷弁論のため、麻生久や布施辰治らの労働運動家が台湾に渡った。これを機に台湾各地に工業労働者の組合である工友会が誕生していた〔矢内原忠雄「帝国主義下の台湾」岩波書店(1988年)101ページ〕。加えて当時中国がまさに第一次国共合作の最中であり、マルクス主義の労働者、農民運動が盛んになっていた。1927年(昭和2年)7月「台湾民衆党」の幹部である蒋渭水が台湾各地を巡回し、講演会や座談会を行い、労働団体の設立を促していた。〔「台湾史小事典」中国書店(福岡)(2007年) 監修/呉密察・日本語版編訳/横澤泰夫 196ページ〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「台湾工友総聯盟」の詳細全文を読む
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