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台湾総督府図書館 : ウィキペディア日本語版
台湾総督府図書館[たいわんそうとくふとしょかん]

台湾総督府図書館(たいわんそうとくふとしょかん、)は、日本統治時代の台湾における唯一の官立(国立)図書館であった。これは当時の台湾において、全土に図書館事業を発展させる重要な役割を果たした。
この図書館の建物はもともと台湾文庫として使用されていたが、台湾文庫は1906年8月16日に閉館した。蔵書は東洋協会台湾支部の管理で保管された。1912年、台湾総督府は図書館設置を建議し、蔵書の引き取りを決めた。台湾総督府は1914年4月13日に「台湾総督府図書館官制」を公布し、同年8月6日に主任館長として隈本繁吉が就任した。台湾総督府図書館は1915年8月9日に正式オープンした。
日本統治時代、台湾総督府図書館には歴代で5名の館長が就任した。第二次世界大戦期間、図書館は台北大空襲等により攻撃を受けたが、山中樵館長の努力の下、19万余冊の蔵書が他の施設に避難された。蔵書は主に大崎脚大龍峒保安宮龍山国民学校中和庄南勢角簡大厝の4か所に分散して保管された。児童室にあった一部の書籍や発禁扱い図書の約7万余冊は戦火により焼失した。第二次世界大戦後、山中樵館長の手配により、台湾省行政長官公署図書館として運営を再開。後任の范寿康館長や呉克剛館長の下で発展した。現在は国立台湾図書館として開館している。
== 歴任館長 ==
台湾総督府図書館では、5名の日本人が館長として就任した。ただし4代目館長の若槻道隆は代理であり、数か月のみの在任であった。歴代館長の一覧は、以下の通り:


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「台湾総督府図書館」の詳細全文を読む



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