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台湾鉄路管理局(たいわんてつろかんりきょく、(、略称台鉄())は、台湾の国有鉄道のうちの一つで日本の国土交通省に相当する中華民国交通部の運営するもの。 == 概説 == 日本の敗戦に伴い中華民国に接収された台湾島内の鉄道路線を引き継ぐために設立された、台湾鉄路管理委員会を直接の前身とする鉄道事業体で、1948年3月5日に発足した。設立当初は地方政府である台湾省政府の管轄下であったが、台湾省の機能が凍結された1999年に中央政府の管轄下となって現在に至る。台北駅ビルに本部を構え、2014年9月現在の局長は周永暉。 日本統治時代に建設された多く路線を引き続き運営しているほかに、東部を中心に存在した鉄道空白地帯を結ぶ東部幹線・南廻線および一部の支線を建設、あわせて1,100キロメートルを超える路線を運営している。また、管理局発足後も恒常的に設備の近代化が行われており、現在では主要幹線の殆どが電化複線化されている。年間利用者はおよそ1億7千万人。 長らく西部幹線の長距離輸送を経営の柱としてきたが、台湾高速鉄道の開業後は高速鉄道を補完する短中距離輸送の利便性を高めるため、高頻度・等間隔の都市型ダイヤへの移行を進めている。また、高速バスとの競合が激化している東部幹線の長距離輸送の改善にも力を入れており、台東線の電化・重軌化や日本製振り子電車の投入を進めている。 公社化を経た後に民営化する計画もある。なお台湾の国鉄には台鉄のほかに、林業用に由来し日本の農林水産省に相当する林務局が運営(2013年5月より台湾鉄路管理局も運営に参画)する阿里山森林鉄路がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「台湾鉄路管理局」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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